“えれこみ”ピックアップ企業インタビュー#3
「NEC通信システム」~3Dデータを使って産業領域に貢献するソリューション~

こんにちは!萩原エレクトロニクスの杉本です!
前回、NEC通信システムさんの3Dセンサを活用したソリューションとして、「NEC 3次元物体検知ソフトウェア」「NEC 3次元積載量可視化ソフトウェア」についてご紹介しました。
今回は、「NEC 3次元体積計測ソフトウェア」「NEC 3次元測量支援ソフトウェア」についてご紹介していきます!

1. 「NEC 3次元体積計測ソフトウェア」のソリューション内容

杉本:まずは「NEC 3次元体積計測ソフトウェア」について、具体的なソリューション内容をお伺いしていきたいと思います!

竹澤さん:NEC 3次元体積計測ソフトウェアとは、3Dセンサを活用して不定形堆積物の計測を効率化できるものです。
LidarやToFカメラなど対象環境に適した3Dセンサを使用し、倉庫原材料や、落鉱・落炭などの不定形堆積物の体積計測を行います。
これまで人力だった作業が、こちらのソフトウェアを使用することで効率的に作業できます。
このソフトウェアは計測時に現場へ作業者が向かう必要がないため、下記課題も解決できます。

課題①:保管している原材料などの体積や重量を把握したいが、ヤード等の対象エリアが
    広大かつ危険が多く計測が難しい
解決策①:危険な場所へ立ち入ることなく計測できます。

課題②:雨などの天候条件、照明条件が揃っていない環境で精度よく体積や重量を計測したい
解決策②:3Dセンサの特長を生かし、悪天候や夜間、照明条件にとらわれず使用できます。


杉本:現場に人が必要なく、計測できるというのはかなり効率的ですね!
天候などの環境が左右される場面でも使用できるというのは作業者にとってもありがたいですね!
最後にどのようにソフトウェアをご提供されているかお伺いします。

竹澤さん:お客様の使用環境に適した3Dセンサを選定し、対象となる堆積物の3次元データをご提供します。
堆積物はお客様の任意のタイミングでお客様自身で計測することができ、原材料の過不足や業務効率化、監視精度の向上に役立ちます!

杉本:今回、デモ動画をご用意して頂きました!下記よりご覧ください。

2. 「NEC 3次元測量支援ソフトウェア」のソリューション内容

杉本:では、次に「NEC 3次元測量支援ソフトウェア」について教えてください。

竹澤さん:高い位置や、人が侵入すると危険なエリア等で、長さや角度を計測するソフトウェアです。3Dセンサを使用し、レーザーの反射を活用することで点群情報を取得します。取得した点群情報をソフトウェアで処理し、電柱の傾きなどを計測できます。また、新設や移設のシミュレーションも可能です。
3Dセンサを使用するため、下記の課題も解決できます。

課題①:通行止めが必要な場所や私有地のエリアを計測する必要がある。
解決策①:遠隔で計測が可能なため、通行止めや私有地への立ち入り許可が無くても計測できます。

課題②:電柱、電線を計測したい際に、感電や高所作業による落下リスクがある。
解決策②:こちらも3Dセンサで遠隔で計測するため、感電や落下リスクが無くなります。

杉本:シミュレーションもできるとのことで、新設や移設の際にイメージしやすく便利ですね
デモ動画をご用意していますので、下記からご覧ください。

3. 3Dセンサを活用したソリューションにおけるNEC通信システムさんの今後のビジョン

杉本:これまで、NEC通信システムさんの3Dセンサを活用したソリューションについてご紹介してきました。
最後に、NEC通信システムさんは今後どのようにこのソリューションを活用していくのか、ビジョンについてお伺いしました。

竹澤さん:3Dセンサを活用したソリューションは、インフラの保守点検や工事現場における安全管理、物流倉庫などの在庫管理を中心に業務の効率化・自動化を実現するものとして期待されています。効率化・自動化に向け我々がお客様へ提案するシステムと、お客様の保有している既存システムとが連携し、効率化、自動化、ひいては最適化につながっていくと考えています。
今回ご紹介した3Dセンサを活用したソリューションについて、お気軽にお問い合わせください。

杉本:NEC通信システムさんのソリューションは、これまで人力で非効率だった作業を大きく効率化できるものです。実際にお話を伺って、多くの業界に必要な技術だと実感しました!これまでもNEC通信システムさんとはご一緒に活動させて頂いておりましたが、産業領域でも新しい提案を一緒に考えていきたいと思います!

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